ぼくの元気はごはんから
伊藤 優太
花巻市立湯本小学校3年
ある日、お母さんがぼくの茶わんを見て、
「ごはん、一つぶのこってるよ。」
と言いました。その時は、ケチなお母さんだとしか思いませんでしたが、あとで「食べる」ことについて話をしてくれました。すると、
「私たちが食べている食材の一つ一つは汗を流しながら作ってくれる人がいて、豚、牛、鳥も食べられるようにさばいてくれる人がいて食べられるんだから、食べることに感しゃして食べなさい。」と言われました。豚や牛がころされてしまうということを考えたことがなかったので、正直人間はひどいことをするなあと思いました。でも、そのおかげで人間は生きているんだということを知りました。
ぼくは、お母さんが作るおにぎりが大好きです。なぜなら、何の具が入っているか楽しみがあるからです。弟たちと一つずつ分けて何が入っているか当てっこです。それが楽しみでおにぎりをもぐもぐ食べます。あ〜ぼくのはうめぼし。弟はこんぶ、妹はサケで当たり。みんなでわいわい楽しいな。ごはんって、カレーライス、オムライス、おにぎり、おもちなど、何にでも合ってとても大好きです。
ぼくはいつもお母さんに
「よくかんで食べなさい。」
と言われます。おいしい物はつい早食いになってしまいます。一つぶの米を三十回かんでみてと言われ食べてみました。三十回かむ前にとけてしまいましたが、あまくてふしぎな味でした。米の成分のほとんどは、たん水化物のでんぷんで出来ていてあまいんだそうです。みんなは米の味を知っていますか?
ぼくは、お米や肉・魚・野さいなど一つ一つ作っている人の思いを感じながら、食べ物の大切さ、ありがとうという気持ちをわすれずに、毎日ごはんをしっかり食べて大きくなりたいです。