JA新いわて南部営農経済センターは3月3日、同センターで新規栽培者向けの銀河のしずく栽培管理講習会を開いた。雫石町の生産者136人が参加。「銀河のしずく」の栽培ポイントや品種特性などを確認した。
盛岡農業改良普及センター上席農業普及員の臼井智彦さんは「『銀河のしずく』はブランド米として玄米タンパク質含有率など品質基準がある。栽培マニュアルに基づいた過不足のない肥培管理を心がけてほしい」と説明した。同町では新たに60人が栽培を始め、約380人の生産者が1100ヘクタール(前年度比115%)で作付けを予定している。
同センターの高橋誠司さんは「『銀河のしずく』は、食味ランキングで特Aを連続で獲得し、食味が良く人気も高い。ブランド米として品質基準を確実にクリアできるよう栽培管理を徹底し、安定品質、安定出荷に努めていきたい」と話す。
JAは「売れる米作り」に取り組むなか、栽培適地が拡大されたことを受け、県オリジナルブランド米「銀河のしずく」作付けを拡大してきた。2025年度はJA管内全体で計画の2200ヘクタールを上回る作付けが見込まれている。