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南部エリア 2025年02月13日 (木)

花卉販売過去最高の2億4808万円 
リンドウ初の1億円突破 各賞の受賞祝う

JA新いわて南部地域花卉生産部会は2024年の花きの生産実績をまとめた。それによると、販売額は前年比105%の2億4808万円で過去最高となった。主力のリンドウは、猛暑の影響もあったが、新規栽培者の拡大やきめ細かい指導や情報提供により同105%の1億420万円で過去最高の販売額となり、初めて販売額1億円を突破した。

2月13日、雫石町で祝賀会を開き生産者と関係機関、市場担当者ら約70人が出席。24年度いわて農林水産振興協議会会長賞「個性ある「産地づくり」賞」受賞と、一般財団法人日本花卉普及センターが開く第34回花の国づくり共励会「花き技術・経営コンクール」で農林水産省農政局長賞の受賞と合わせて、花卉生産振興の取り組みを祝った。

同部会は、リンドウの新規栽培者向けの見学会などを継続的に行い、23年度は4人、24年度は2法人と2人が栽培を始める。また、JAと部会が協力してマルチ張りなど圃場作りのサポートや部会員の作業を手伝い、知識・経験を積める場を作るなど、新たに栽培を始めやすい取り組みを進めてきた。

同部会の茅橋寿男部会長は「近年、新規栽培者も増えている。この地域ではリンドウや小菊、ユリをはじめ約30種類の花を生産している。関係機関を協力して、これから10年、20年続く産地として盛り上げていきたい」と話す。

祝賀会のようす
祝賀会のようす
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