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東部エリア 2025年01月23日 (木)

トマトとイチゴで周年雇用確立へ 
2年目のイチゴ栽培最盛期迎える

盛岡市でトマトを生産する玉山龍輔さん(48)は、安定した通年雇用にむけて冬場のイチゴ栽培に取り組み2年目になる。本年度は育苗で夜冷処理を取り入れ、昨年より1か月早い11月下旬から出荷が可能になり、11月上旬で終わるトマトの出荷からイチゴに切り替えがスムーズに切り替えることができた。トマトとイチゴの二本柱の経営で、周年雇用のしやすさに手応えを感じている。

ハウス45棟(1.32ヘクタール)で夏秋期の大玉トマトを生産し、就農12年目となる玉山さん。規模拡大に伴い、現在は4人を雇用している。通年雇用するため、冬場にハウスでレタスなどの葉物野菜を栽培していたが従業員からの提案や、地元にイチゴ農家がいたこともあり昨年からイチゴ栽培に取り組み始めた。

玉山さんは「イチゴ栽培も奥が深いが、地元で夏イチゴを栽培する農家のアドバイスで順調に生育している。今年から夜冷育苗を取り入れたことで、トマト栽培との切り替え時期のロスがなくなり、相性の良い組み合せと感じる」と話す。

また、現在雇用する4人のうち3人は女性なので、軽量品目のイチゴ栽培は現在の経営状況としても相性が良い。

2年目となる今シーズンは、出荷時期を早めることで昨年を上回る10アール当たり収量6トンの出荷を目指している。 イチゴの出荷は最盛期を迎えており5月末までが続く。従業員の作業は6月からトマトの出荷作業に切り替わる。

イチゴ栽培の様子
イチゴ
イチゴ
イチゴ
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