JA新いわて南部営農経済センターと南部地域花卉生産部会は、2024年の1月から11月末までの実績をまとめた。全体で2億4401万円となり、過去最高のとなった23年の2億3432万円を上回る実績となり3年連続で過去最高を更新した。品目別では、リンドウが初の1億円の販売を突破した。
12月13日に南部営農経済センターで開いた生産・販売実績検討会で報告した。検討会には生産者ら約30人が参加し、本年度の課題などを洗い出し、次年度に向けた取り組みなどを協議した。
主力のリンドウは、新規栽培者の取り込みと株の更新による収量向上に取り組み、過去最高となった前年を上回る1億420万円となり、初の1億円の販売を達成した。リンドウ専門部の細川義経専門部長は「リンドウは若手生産者が増え、販売額も約5年で2倍になった。新規栽培者をサポートしながら花き生産を盛り上げたい」と話す。 南部エリアでは、リンドウ、小菊、ユリを中心に約30種類の花を通年で出荷し、12月末で2億5000万円の販売を見込んでいる。