JA新いわて二戸地域花卉生産部会一戸支部とJA二戸営農経済センターは2024年度のリンドウの販売実績をまとめた。本年度の販売額は1億1084万円で前年度比10%増となった。採花面積は減少したが、病害虫防除の徹底により10アール当たり収量は16%増となり、過去最高の22年度に次ぐ実績で、3年連続で販売額1億円を突破した。
12月11日に一戸町で開いた24年度花き販売実績検討会で報告した。
実績検討会には生産者と関係者23人が出席。本年度の実績を確認し、品種ごとの収穫時期や病害虫防除のポイントなどを確認した。25年度は、病害虫防除の徹底による需要期の安定出荷により1億1000万円の販売を目指すことを確認した。 JAでは、需要期にあった品種への改植を進め、20年度から定植1年目の圃場巡回を始めた。10アール当たり収量の向上に取り組むことで出荷量の安定にもつながっている。1億円以上の販売を継続することでリンドウ産地の価値を高め、有利販売に繋げていく考えだ。