JA新いわて二戸営農経済センター二戸地区担当課と二戸農業改良普及センターは11月27日までの4日間、管内3市町村でリンドウを栽培する全生産者との個別面談会を開いた。
約60人の生産者が個別の面積台帳を基に本年度の出荷・販売実績値と過去のデータを確認し、改植の時期など中長期的な経営計画を相談した。
リンドウは定植から5年を超えると、収量の減少と病害虫などの被害による品質低下が見られる。毎年安定した数量を出荷するため、9年前から面積台帳を活用し、新品種導入や適正な改植期を見定めている。
就農2年目の二戸市の山本富美子さんは「指導会では聞けないことも聞けるので助かる。相談しながら来年度の作付け計画を作れるので不安が解消される」と話す。
二戸地区担当課の林拓真さんは「生産者ごとに栽培条件が違うので、それぞれの改植のタイミングに合った指導できるのがメリット」と話す。
同センターは面積台帳を活用した効率的な新改植や病害虫対策、個別面談による個々の課題解決に取り組み、収量の向上と安定出荷を目指している。