JA新いわてが園芸の最重点品目として推進するピーマンの販売額が10億円を突破した。9月末時点で10億553万円の販売実績となり、過去最高となった前年度実績の9億4079万円を上回った。前年同期比で販売額は129.2%、出荷数量は125.9%となった。
JAでは、比較的取り組みやすい園芸品目として露地ピーマンの推進に力を入れ、各エリアで新規栽培者が増加している。
今年、新規就農しピーマンを作付けした岩手町の横澤彩菜さん(31)は「畑づくりなど苦労はあったが計画した数量は出荷できた。JAの担当者からこまめにアドバイスをもらえて心強かった」と話す。
園芸部門を担当するJAの畠山栄一常務理事は「営農担当職員の地道な推進活動と、生産者の弛まぬ努力により、販売額10億円を達成することができた。今後も、夏秋期のピーマン産地として地位を確立し有利販売につなげていきたい」と話す。
JAでは、引き続きピーマンの作付けを推進しながら、新規栽培者の栽培技術確立に向けた指導を進めていく。
本年度の出荷は10月末まで続き、12億円の販売を見込んでいる。