岩手県八幡平市で、鉢物リンドウの出荷が最盛期を迎えている。従来の品種に加え八重系の3品種も加わり、敬老の日の需要期に向けて約1万鉢のリンドウを出荷する。
同市はリンドウの生産量日本一で、「安代りんどう」のブランドで出荷している。
鉢物では、青色の「シャインブルーアシロ、ピンク系の「メルヘンアシロ」、白系の「クリスタルアシロ」などに加え、八重系の3品種を全国の市場に向けて出荷している。
水色の「あしろブーケアクア」、青色の「あしろブーケマリン」、ピンクの「あしろブーケロゼ」の3品種で、花が大きくボリュームがあり、花が咲きそろうと鉢がブーケのように花で埋め尽くされる。
同市で鉢花を生産する八幡園芸の八幡有城さん(39)は「八重系の品種は従来の品種に比べ花弁が開き花は大きくボリュームがある。鉢花は飾りやすさもそうだが、育てる楽しみもある。育て方次第で長く花は咲くので、楽しみながら楽しんでほしい」と話す。 同園芸では、ポットでの出荷を含め約5万鉢のリンドウを栽培し、9月末まで出荷が続く。