ＪＡ新いわて南部営農経済センターは９月２日、ネギ、リンドウ、小菊の新規生産者の獲得に向けた圃場見学会を開いた。雫石町内から４人が参加し、実際に圃場で栽培の様子を見学し、生産者の声を聞いた。

リンドウの圃場見学では、栽培を始めて８年目になる竹田八千代さんの圃場を見学した。竹田さんは、リンドウ栽培で苦労したことや楽しかったことを参加者に説明した。「私も見学会に参加したのがきっかけで就農した。リンドウ栽培は楽なことばかりではないが、関係機関も指導してくれるので、リンドウ栽培に興味をもって始めてくれればうれしい」と話す。

　同センターで花の生産、販売を担当する水本あゆみさんは「リンドウは多年性の花で、野菜栽培と比べて分かりづらい。実際に圃場を見ながら説明を聞いた方が理解してもらえている」と話す。

同センターでは、水稲の転作品目として「ネギ」「リンドウ」「小菊」の作付けを推進し、毎年、圃場見学会を開いている。町内にチラシを折り込み、興味を持った人が参加している。リンドウでは８人、ネギは３人が圃場見学会をきっかけに新たに栽培を始めた。