JA新いわてや行政で構成する「短角牛の里と都市を結ぶ集い実行委員会」は8月23~25日の3日間、久慈市山形町で「べこツアー」を開いた。首都圏の「大地を守る会」の会員ら約20人が参加し、山形村短角牛の放牧の様子に触れ、地域文化を体験し交流を深めた。
23日は、久慈市短角牛基幹牧場(エリート牧場)を訪れ、えさやり体験をした。神奈川県から親子で参加した小柴宏之さん(46)は「山形村短角牛がおいしかったのがきっかけで初めて参加した。広大な牧野で実際に見る短角牛は大きく迫力があった」と話す。
JAくじ短角牛生産部会の柿木敏由貴部会長は「実際に山形村短角牛が過ごしている環境を見てもらうことで、こらからの味わい方や感じ方が変わると思う。消費者と産地をつなぐ活動は今後も重要になってくる」と話す。
同ツアーは1983年から始まり、今回で41回目となる。