JA新いわての宮古エリアと久慈エリアの沿岸地域で、カボチャの出荷作業が最盛期を迎えている。盆の需要期となる8月上旬に合わせて、今年は前年を上回る1500箱(10キロ入り)の出荷を目指している。
収穫したカボチャはへたを切り乾燥してからJAに持ち込まれ、田野畑村の田野畑野菜集出荷場で磨き作業と選別をして箱に詰めて出荷する。
野田村の米田勝教さんは「今年から10アールに作付けした。ピーマンも作付けしているが、収穫に追われることがないので作業の合間に収穫ができる。比較的手がかからないので、収穫時の人手があれば拡大も考えたい」と話す。
栽培するカボチャの品種は「ダークホース」で親づる1本仕立てで栽培することで品質のばらつきが少なく市場からの評価も高い。
カボチャの栽培は比較的手がかからず収穫期間も短いため、他の品目との組み合わせが可能で、農家の所得向上にもつながっている。また、遊休農地を活用することで景観を守る役割も担っている。