岩手県八幡平市で、市特産ニンニク「八幡平バイオレット」の収穫最盛期を迎えている。JA新いわてや行政、生産法人などでつくる八幡平地域園芸振興協議会では、機械化による栽培体系で、ニンニクの産地化を進めている。
「八幡平バイオレット」を生産する同市の中沢農産では、昨年植え付けた4.8ヘクタールの収穫作業が進む。
「八幡平バイオレット」は県内唯一の在来種のニンニクで、一般的な品種より20%ほど大きく、紫色の外皮が特徴。2017年に種苗登録している。
JAの担当者は「特徴を生かすため、1パック包装での出荷をしている。今後も一般的なニンニクと差別化した販売を強化していきたい」と話す。 収穫作業は7月下旬まで続く。収穫したニンニクは乾燥調製して8月中旬から出荷する。