岩手県滝沢市の特産品で、県内一の出荷量を誇る「滝沢すいか」の定植作業が始まった。
4月26日、JA新いわて西瓜(すいか)メロン生産部会の部会員らに1万3000本の苗を配布し、生産者は定植作業に入った。定植作業は5月上旬まで続く見込み。
同市の牛抱正好さん(75)は、20アールの圃場(ほじょう)に大玉スイカ「羅皇ザ・スイート」の苗400本を定植した。
牛抱さんは「通常は1週間でビニールに穴を開けて温度管理をするが、春先は気温の変化が大きいので、小まめな管理が重要。滝沢すいかを待ち望む消費者に、今年もおいしいスイカを届けたい」と話す。
同市は火山灰が広がる水はけが良い土壌条件で、スイカ栽培が昔から盛んな地域。収穫は7月下旬から始まり、8月の盆にかけて出荷最盛期を迎える。