JA新いわて東部地域の岩手町で、4月下旬からブランドキャベツ「いわて春みどり」の定植作業が始まった。東部地域春みどり専門部会は、過去最高となった2020年の19億6326万円を上回る20億円の販売を目指す。6月下旬から出荷に向けて作業が本格化し、出荷は10月下旬まで続く。
岩手町を中心とする同地域では、約30年前から夏場に柔らかくて甘いキャベツを食べてもらうために春系キャベツの栽培に取り組み、「いわて春みどり」のブランドで親しまれている。
同専門部会の田中輝彦部会長は「夏場に春系のキャベツを生産する産地は少ない。管理を徹底し、いわて春みどりを多くの人に届けていきたい」と話す。
東部営農経済センター米穀園芸課の松尾秀也さんは「5月上旬までは霜害対策と管理を徹底してほしい。いわて春みどりへの期待は高いので、計画通りの作付けをお願いし、しっかり販売していきたい」と話す。