JA新いわて宮古エリアで、全農オリジナル品種のミニトマト「アンジェレ」の播種が3月中旬から始まった。「アンジェレ」はへたなし、ばら出荷などによる収穫・調整作業の省力化が可能で、土地の少ない地域での施設栽培品目として期待されている。「アンジェレ」は契約販売で価格が安定しているため、計画を立てやすいのもメリットだ。
同地域では2021年から栽培を始め、今年は5人が取り組む。10アール当たり収量5トンを目指している。
宮古市の久保田智治さんは「育苗ハウスの活用で導入し今年で4年目。大玉トマトに比べ収穫や調整などの作業性は良い」と話す。
宮古営農経済センターの佐々木舟さんは「アンジェレは収穫・調整作業の省力化が可能で、出荷ロスが少ない品種。土地の少ない地域の夏秋期の施設栽培品目として期待は高い」と話す。