二戸市立金田一小学校の4年生26人は2月27日、リンゴの盗難防止を呼びかける手作りの防犯ポスターを、地元のりんご生産者やJAに贈った。昨年のリンゴ盗難事件を受け、盗難によりリンゴ農家が悲しまないでほしいという気持ちで3~6年の児童が手作りした7枚を手渡した。
児童らは総合学習で、地元で生産される二戸市金田一で生産されるりんごの魅力を学ぶなか、昨年の秋にリンゴの盗難事件があったことを知った。リンゴ農家を訪れ地元のリンゴの魅力を学んだ児童らは、地域の宝物の一つであるリンゴを育てている農家がこれ以上悲しい気持ちにならないようにと願い防犯ポスターを作成した。
ポスターを受け取ったJA新いわて二戸地域りんご生産部会部会長の工藤一樹さんは「昨年は悲しい思いをしたので、防犯ポスターを作っていただき感謝する。大事に使っていきたい」と話す。
JAの担当者は「管内のリンゴ園の沿道や事務所に掲出し、盗難防止を呼びかけていきたい」と話す。