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宮古エリア 2024年02月14日 (水)

ブロッコリーの播種始まる 沿岸地域の主力品目として産地への期待高まる

JA新いわて宮古地域で、2月14日からブロッコリーの播種作業が始まった。同地域の主力品目として定着するブロッコリーは久慈地域を含めた沿岸地域で作付けが拡大し、春ブロッコリーは3月下旬から定植作業が始まり5月下旬から出荷が始まる。本年度、宮古営農経済センターでは1億円の販売を目指している。

同地域は、02年から夏秋野菜が本格化する前の品目としてブロッコリーの栽培を始め、現在は県内の約6割を出荷する産地に成長。夏秋野菜の前後となる5月下旬からの春作と、9月からの秋作で作付けしている。

宮古市でブロッコリーを中心にキュウリやピーマン、ミニトマトなどの野菜を生産久保田智治さん(29)は「ブロッコリーは春と秋で2.5ヘクタールの作付けを予定している。不安定な天候が続いているので、管理を徹底し良い苗を作っていきたい」と話す。

同センターの石井健吾さんは「JAでは、久慈地域を含めた沿岸部でのブロッコリーの産地化を進めており市場からの期待も高い。栽培管理の徹底による良品出荷で農家所得向上に努めていきたい」と話す。

同地域のブロッコリーは、沿岸部で漁業も盛んなことから氷の調達が容易で、発泡スチロールに氷を入れて出荷する。高い品質を維持して店頭へ届けることができるため出荷先からの期待も高い。

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