久慈地域産地直売施設利用者協議会とＪＡ新いわて久慈営農経済センターは２月９日、久慈市でふれあい産直ショップ花野果２０周年記念祝賀会を開いた。会員となる生産者や関係者ら約７０人が出席し、オープンからの歩みを振り返りながら２０年の節目を迎えたことを祝った。

同協議会会長の宇名澤順一さんは「現在約１２０人の会員に支えられ営業している。若手からベテランの皆さまの力を借りて、２５年、３０年に向けて、今後も地域の台所として頑張っていこう」とあいさつした。

同産直は、２００３年１０月にオープンし１０年には来客者１００万人を突破。手狭だった施設を拡張し、１４年には２億円の販売、１６年には来客者２００万人を達成してきた。

しかし、１６年８月の台風１０号により浸水の被害を受けた。関係機関の支援を受けながら１６日間の休業を経て営業を再開。２２年には来客者３００万人を突破した。

店長の三上アキ子さんは「地域の人に愛され２０年の節目を迎えることができた。地域の台所としての機能を強化し３億円の販売を目指していきたい」と話す。