JA新いわて久慈地域野菜部会は1月17日、久慈営農経済センターで2023年度久慈地方ホウレンソウ栽培実績検討会を開いた。生産者と関係機関など約50人が参加し、2023年度の生産と販売状況を確認し課題を整理し、24年度に向けた取り組みなどを確認した。
検討会では、高温障害や栽培管理、病害虫被害などの栽培上の課題を洗い出し、それぞれの対策を参加者で共有。ミスト加湿導入の効果や品種比較試験の結果などが説明された。
同地域は県内一のホウレンソウ産地であるが、高齢化等により生産者数の減少や温暖化の影響などにより夏場の出荷量が減少している。参加者は、産地拡大に向けた担い手育成や夏期の生産量向上の取り組みなどを確認し、26年度の販売額3億3000万円を目標とすることを確認した。