JA新いわて、いわて和牛中央育種組合は1月12日、2024新春和牛講演会を盛岡市渋民文化会館で4年ぶりに開いた。生産者らは飼養管理のポイントを学ぶとともに、北海道全共への意欲を高めた。
同JA苅谷雅行組合長は「畜産を取り巻く情勢は厳しいが、関係機関と協力しながら和牛生産振興に向けて取り組んでいく」とあいさつした。講演では、岩手県農業研究センター畜産研究所外山畜産研究室主任専門研究員の新井勇児さんが子牛の飼養管理について説明した。また、全国和牛登録協会岐阜県支部畜産振興部長の山田英信さんは、第12回鹿児島全共における岐阜県での取組経過、また北海道全共に向けた課題や対策などを説明し「特色ある和牛造成に向けて、脂質や品位、繁殖能力などに明確な目標を設定して取り組むことが大事」と話した。