八幡平和牛改良組合は12月5日、八幡平市で2023年度の全体研修会を開いた。生産者と関係者や約90人が参加した。飼料や牧草生産の状況を振り返り、肉用牛ゲノミック評価の活用などを学んだ。また、23年度新岩手八幡平和牛改良組合共励会の表彰が行われた。
同組合の佐々木昇組合長は「現状の厳しい環境に打ち勝つためには、足腰の強い経営を目指さなければならない。研修会で学び、今後の方向性を考える機会にしていきたい」とあいさつした。
研修では、一般社団法人家畜改良事業団盛岡種雄牛センター業務課の林田光課長が「肉用牛ゲノミック評価を活用しよう!~G評価と肥育結果の相関はいかに~」と題し、LIAJの肉用牛ゲノミック評価について説明した。
共進会の表彰では、体格審査受信牛で得点83.0点以上の牛を飼養する7人と、81.0点以上の所有率の高い田頭地区が表彰を受けた。
同地域では、繁殖・肥育の一貫体系の生産に取り組み、同市で生まれ同市で肥育された4等級以上の牛を八幡平牛のブランドで販売している。