JA新いわて二戸営農経済ンセンターと二戸農業改良普及センターは11月20、21、22、24日の4日間、管内3市町村でリンドウを栽培する生産者との個別面談会を開いた。
約60人の生産者が個別の面積台帳を基に本年度の出荷・販売実績値と過去のデータを確認し、中長期的な経営計画を相談した。
リンドウは定植から5年を超えると、収量の減少と病害虫などの被害による品質低下が見られる。毎年安定した数量を出荷するため、8年前から面積台帳を活用し、新品種導入や適正な改植期を見定めている。
九戸村の山地文雄さんは「昨年定植して今年から出荷が始まった。個別に相談できるので自分の作付けに合わせて相談でき、来年に向けてイメージが掴めた」と話す。
JA新いわて二戸営農経済センターの林拓真さんは「個別面談を始めて5年目になる。生産者ごとに栽培条件が違うので、それぞれに合った指導ができるのがメリット」と話す。
同センターは面積台帳を活用した効率的な新改植や病害虫対策、個別面談による個々の課題解決に取り組み、収量の向上と安定出荷を目指している。