宮古市の田沢新実さん(88)が、11月17日に岩泉町で開かれた第28回宮古地方黒毛和種共進会で名誉賞を受賞した。若い頃は酪農を営み和牛繁殖へと経営は変わったが、半世紀を超えて牛と共に生活してきた。現役を続け共進会にも参加し、最高位の名誉賞を初めて受賞した。
同共進会には、宮古市、岩泉町、山田町、田野畑村から29頭が出品され、JA全農いわて畜産酪農部和牛登録室の蔵成孝人さんが審査を務めた。審査の結果、田沢さんが出品した「ひささち」が名誉賞に輝いた。
田沢さんは「いつも通りのことをやってきたが、名誉賞を受賞できてうれしい。受賞を励みに元気なうちは続けていきたい」と笑顔で話す。