八幡平市でネギを生産する合同会社みのり風土で、リーキ(西洋ネギ)の出荷が順調だ。飲食店や宿泊施設などからの注文に合わせて収穫し県内外に出荷。10月から出荷が始まり12月まで続く。
同社では、知り合いのシェフからの依頼があり、2018年から10アールでリーキの生産を始めた。リーキはネギよりも香りや辛味など、くせが弱く加熱すると甘くなり、フランス料理などで多く使われている。国内での生産は少なく輸入品で対応する飲食店が多いなか、国産リーキを求めるフランス料理などの飲食店からの注文が増えている。
村上博信代表は「国産リーキはフランス料理などのシェフからの引き合いが増えている。必要な所にしっかり出荷するため、長期出荷できる栽培体系を検討していきたい」と話す。