一戸町でキャベツを生産する山下潤さん(47)は10月30、31の両日、国際水準のグローバルGAP(農業生産工程管理)の個別認証の更新審査を受けた。審査は2024年1月からの導入に先駆け、バージョン6の内容で行われた。
審査では、JA全中の関係部署やJA全農いわて、JAの担当者が見守る中、日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会の太田早苗審査員が関係書類の整備状況と圃場(ほじょう)や作業場のチェックをした。
山下さんは、約22ヘクタールの圃場でキャベツを栽培し、加工原料用として出荷している。審査を受けた山下さんは「GAPは言葉や仕組みを理解すれば、難しいものではない。新しいバージョンでの審査は国内初ということだったが、関係機関の指導もあり心強かった」と話す。
JAでは、国際ルールに基づいた農業に取り組み持続可能な農業を推進し、10年先を見据えた産地づくりを進めるため第3者認証のGAP取得を進めている。