一戸町は9月14日、御所野縄文博物館で同町では初となるリンドウのオリジナル品種のお披露目会が開かれた。一戸町の小野寺美登町長や生産者、JA関係者など約50人が出席し、出荷を迎える2つのオリジナル品種がお披露目された。
白地に水色がかかる花の色の「御所野ヴェール」、赤みがかった濃いピンクと花弁が展開したときの内側のピンク色とのコントラストが美しい「縄文の舞」の2品種が紹介された。7~8年かけて育成に取り組み、2022年に品種登録を出願し出願公表中で、早ければ25年に登録が完了する。
小野寺町長は「同町のリンドウ生産は昨年の22年度に過去最高となる1億1230万円となった。町として初のオリジナル品種はスタートラインに立ったばかり、早く皆さまのお手元に届けられるよう関係機関と取り組んでいく」とあいさつした。
JAの担当者は「お披露目された2つの新品種は地域をイメージできる品種名で、咲き方にも特徴のあるリンドウ。独自性をもった販売をしていきたい」と話す。
お披露目されたリンドウは御所野愛護少年団の団員や来場者に手渡された。また、町内6施設に15日から展示される。