JA新いわて宮古営農経済センターで7月下旬から夏の味覚であるトウモロコシの出荷が始まった。今年度から田野畑野菜集出荷場で発泡スチロールに氷を詰めての出荷を本格的に始めた。段ボールでの出荷に比べて氷により鮮度が保たれ、消費者に新鮮なトウモロコシを届けられる。鮮度が命のトウモロコシの有利販売に繋げている。
同センターは沿岸地域で漁業も盛んなことから氷の調達が容易で、春ブロッコリーを発泡スチロールに氷を入れて出荷し、高い品質が評価されている。昨年度、鮮度が落ちやすいトウモロコシを試験的に同様の方法で出荷した。出荷先の市場からの評価も高く、本年度から氷詰めでの出荷を本格的に始めた。
同センターの石井健吾さんは「氷を詰めて出荷する春ブロッコリーの評価は高いので、試験的に同様の方法でトウモロコシを出荷したが市場からの評価は高かった。地の利を活かした出荷で付加価値を高め有利販売に繋げていきたい」と話す。