梅雨明けから気温が高い日が続き、岩手県普代村の佐々木英彦さんのハウスでは、オクラの出荷が最盛期を迎えている。同村でのオクラ栽培は佐々木さんが初めて。10年前に近隣の岩泉町でオクラを推進したJA担当者が栽培技術を指導している。
佐々木さんは東京で働いていたが実家に戻り、昨年から農業を始めた。父がホウレンソウ栽培で使っていたハウスを活用し、初期投資が抑えられるオクラの栽培を今年から始めた。同地域での栽培事例はなく、以前オクラを推進したJA職員が栽培のポイントなどを指導している。
佐々木さんは「ハウス3棟で栽培を始めた。分からないことが多いが、しっかり学んで出荷していきたい。」と話す。
収穫されたオクラは、宮古エリアの田野畑野菜集出荷場に持ち込まれ、岩泉町で生産されるオクラと一緒に出荷される。