岩手県岩泉町で畑ワサビの1次加工などを手がける岩泉ホールディングスは7月20日、同社が開発した町特産、畑ワサビの茎を使ったオイル漬け「畑わさベーゼ」を町内2か所の道の駅で販売を始めた。
同商品は、畑ワサビの茎などを使いひまわりオイルで仕上げることで、クセがなくシャキシャキ感を残した食感が特徴。のり巻きや刺身などの和食、ローストビーフやカルパッチョなどの洋食の他、冷ややっこやヨーグルトなど、どんな料理にも合うように開発された。
開発を担当した同社営業販売課の鎌取望さんは「ワサビが苦手な人にも使ってもらえるように、どんな料理にも合う万能調味料に仕上げている。商品を通して『岩泉町が畑わさび生産量日本一』という事を知るきっかけになってほしい」と話す。
同商品は、道の駅いわいずみ、道の駅三田貝分校で販売されている。今後は販路を拡大していく予定だ。
同町の畑ワサビは、9割以上を占める山林を活用した重要な第1次産業。1980年代から生産が始まり、現在は生産量日本一を誇る産地に成長している。