岩手県八幡平市で、市特産ニンニク「八幡平バイオレット」の収穫が最盛期を迎えている。JA新いわてや行政、生産法人などでつくる八幡平地域園芸産地協議会は、2023年に13ヘクタールの作付けし、販売額1億円のニンニク産地を目指している。
「八幡平バイオレット」を生産する同市の中沢農産では、昨年植え付けた6.5ヘクタールの収穫作業が進む。
「八幡平バイオレット」は県内唯一の在来種のニンニクで、一般的な品種より20%ほど大きく、紫色の外皮が特徴。17年に種苗登録している。
JAの担当者は「21年から特徴を生かすため1パック包装での出荷を始めている。今後も一般的なニンニクと差別化した販売を強化していきたい」と話す。
収穫は7月下旬まで続く。収穫したニンニクは乾燥調製して8月上旬から出荷する。