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宮古エリア 2023年05月23日 (火)

宮古地域で春ブロッコリー出荷始まる 
1億円産地目指す

岩手県の宮古地域で5月下旬から春ブロッコリーの出荷が始まった。本年度は、沿岸部7市町村で26人が作付けし、7月中旬までの出荷で過去最高となった昨年の8472万円を上回る1億円の販売を目指す。

JA新いわての宮古エリアは2003年から沿岸の温暖な気候を生かした春ブロッコリーの栽培に取り組み始め、現在では約6割を占める産地に成長。宮古地域は、漁業も盛んなことから氷の調達が容易で、発砲スチロールに氷を入れて出荷している。段ボール箱出荷に比べ、高い品質を維持して店頭に届けることができる。近年では久慈エリアでも作付けも広がり、沿岸地域での産地化が進んでいる。

5月23日に開かれた春ブロッコリーの目ぞろい会には、沿岸6市町村から生産者と関係者ら約40人が参加し、出荷先市場3社を招いて本番出荷を前に出荷規格などを確認した。

田野畑村で春ブロッコリーを生産する菊地貴文さん(48)は「今年は気温が低く、じっくり成長しているので品質は高い。7月までしっかり出荷したい」と話す。

宮古営農経済センターの石井健吾さんは「春ブロッコリーは沿岸地域の主力品目に成長している。独自の出荷規格で有利販売に繋げ、沿岸地域での産地化を進めて行く」と話す。

春ブロッコリーの目ぞろい会の様子写真
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