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二戸エリア 2023年05月15日 (月)

前年上回る3万本の出荷目指す 
シャクヤク出荷指導会前年上回る3万本の出荷目指す

JA新いわて二戸エリアで、シャクヤクの出荷が5月中旬から始まった。二戸営農経済センターでは、花き生産者の所得向上に向けて2017年に栽培を始め、21年度から出荷が始まった。出荷は6月上旬までで、3年目となる本年度は昨年の2万6000本を上回る3万本の出荷を目指す。

同エリアは、リンドウや小菊の栽培が盛んで7月から出荷が始まる。シャクヤクは既存の品目と作業がかぶらない5月中旬から6月上旬に出荷することから、花き生産者の所得向上に向けて導入した。現在は11人が25アールに作付けし、品質が良く市場からの評価も高く、産地としての期待も高まっている。

同センターは5月15日、二戸野菜集出荷場でシャクヤク出荷指導会を開き、生産者10人が参加。出荷規格、切り前や箱詰めなどの注意点、出荷後の株の管理などを説明。シャクヤクは多年草のため、来年度以降の収量に影響が出ないように収穫するよう呼びかけた。

二戸地区担当課の林拓真さんは「品質が良く、市場からの期待は高い。切り前などシャクヤクの特性を生産者間で共有し、商品価値の高い花を出荷することで生産者の所得向上につなげていきたい」と話す。

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