二戸地域野菜生産部会奥中山支部レタス専門部は5月12日、肥料コストの低減や作業の省力化・効率化につなげようと、直進アシストトラクターマルチ同時施肥実演会を開いた。
生産者や関係者ら約40人が参加した。(株)みちのくクボタ花巻事業所の担当者が、トラクタ用肥料散布機など各農機の仕組みや使用方法を説明。トラクタ用肥料散布機は、車速に合わせて均一に畝内施肥をすることが可能で、肥料使用量の低減が期待できる。同専門部では、全面施肥で使用する肥料使用量から約3割の低減を目指している。全面マルチ、自動操舵システム、農業用ドローンの説明、実演も行われ、生産者らは今後の営農の参考とした。
二戸地域野菜生産部会奥中山支部レタス専門部の高橋政一部長は「肥料価格が高騰している中、畝内施肥により肥料を節約できるメリットは大きい。今後の生育や収量の様子をみながら取り組んでいきたい」と話す。