雫石町の芳沢牧野では5月11日から放牧が始まった。初日は黒毛和種20頭、ホルスタイン種10頭が入牧し、牛たちは広々とした敷地で元気に駆け回っていた。
トラックから降ろされた牛は消毒、測定後に放牧。期間中に同町と金ケ崎町の畜産農家から計70頭を受け入れる予定だ。西山牧野農業協同組合の松原久美組合長は「牛たちはストレスの少ない環境で過ごすことができ、足腰も鍛えられる。飼料代が高騰している中、牧野を利用すればエサ代の節約にもつながるので、ぜひ利用してほしい」と話す。放牧期間は10月下旬まで。