一戸町で、11月下旬からの出荷に向けた冬アスパラガスの定植作業が始まった。本年度は約14ヘクタールに苗を定植し、25トンの出荷で5000万円の販売を目指す。
同町奥中山地域では、国産が出回らない11月下旬から翌年2月まで冬アスパラガスとして出荷している。冬アスパラガスは、5月に定植した株を圃場で一定の寒さに当て、株を掘り起こしハウスに伏せ込む栽培方法。冷涼な気候条件を生かした栽培に取り組み、本州一早いアスパラガスの産地として市場からの期待も高い。
JAの上村冬真さんは「国産が出回らない時期の出荷で、市場からの要望も強い。今年もしっかり出荷していきたいと意気込む。