JA新いわて八幡平花卉生産部会は、子どもたちに地元で生産される「安代りんどう」への理解を深めてもうらために制作を進めてきた花育教科書が完成した。同部会は13日、八幡平市役所を訪れ、佐々木孝弘市長と星俊也教育長らに花育教科書が完成したことを報告し、日本一のリンドウ産地である同市の子どもたちの教育の場での活用を呼びかけた。
完成した「われらリンドウ探検隊 安代りんどう花育教科書」は、A4版の全50頁で校正され、リンドウの基礎知識から出荷、販売までの流れを写真入りでまとめている。また、リンドウの栽培を始めた50年前から現在までの歴史をマンガでまとめている。
同部会の齊藤正樹部会長は「日本一のリンドウ産地の魅力を、子どもたちに知ってもうらきっかけにしていきたい」と話す。
完成した花育教科書を手にした佐々木市長は「盛り込むべきことがすべて入っている。自分たちに誇りをもてるよう、全国に誇れるリンドウを学ぶ機会を広げていきたい」と話す。
花育教科書の制作には、JA新いわて、一般社団法人安代リンドウ開発、八幡平市花き研究センター、八幡平農業改良普及センターらが協力。今後は、英語版の制作も計画している。