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宮古エリア 2023年02月09日 (木)

「愛(i)がたくさん!酪農家にエールで恩返し」 
岩泉ホールディングスが地元酪農家を支援

岩泉町の乳業メーカーである岩泉ホールディングス(株)は、世界的な情勢の変化に伴う穀物価格の上昇等による配合飼料価格の高騰などにより経営が圧迫される町内の酪農家に対し、酪農経営の継続を目的とした「愛(i)がたくさん!酪農家にエールで恩返し」実施。

同社は、全量を出荷する町内16戸に対し、総額160万円(1戸あたり10万円)を支援するほか、同社社員から、記念品として町内の木工職人が製作した縁起物として知られるフクロウの置物を送り、酪農家にエールを送る。

贈呈式が2月9日、同社で行われ、町内の酪農家3人が出席。JA新いわて酪農生産部会宮古支部の山崎敏支部長に山下欽也代表取締役から支援金の目録が、職員からは記念品が手渡された。

山下社長は「酪農が基幹産業である同町で昨年2戸の酪農家が廃業を余儀なくされた。地方の乳業メーカーと地域の酪農家は両輪であり、互いに欠かすことができない存在。少しでも元気になってもらい、共にこの困難を乗り越えて明るい未来を歩んでいきたい」と激励した。

山崎さんは「餌代の高騰や子牛価格の低迷など、酪農家の経営は厳しくなっている。地元の企業から支援を頂き、そして酪農家に寄り添っていただけることに感謝する」と笑顔を見せた。

同社の全身である岩泉乳業は2006年の創業以来、同町で生産される生乳を使い「岩泉ヨーグルト」をはじめとした乳製品を製造し、全国の多くのファンに届けている。

贈呈式の様子写真
贈呈式の様子写真
贈呈式の様子写真
記念品「幸福を呼ぶフクロウ」の写真
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