JA新いわて二戸営農経済センター一戸地区担当課は、アスパラガスのパッケージを1月からリニューアルし一戸町奥中山地域産を「冬アスパラガス」として出荷を始めた。通常栽培されているアスパラガスとの差別化を図り、生産者の所得向上に繋げる考えだ。
「冬アスパラガス」は、秋に寒さに当てた株をハウス内に伏せ込み、根を蓄えた養分のみで育つため、甘みが強いのが特徴。新パッケージは専門部らと協議を重ね「冬アスパラガス」の栽培のこだわりや特徴などが記載されている。
二戸地域野菜生産部会奥中山支部促成アスパラガス専門部の坂本誠専門部長は「冬アスパラガスは甘さが特徴。奥中山地域で冬に出荷するアスパラガスの特徴が分かり、手に取った人に覚えてもらえるようなデザインにした」と話す。
JAの上村さんは「独自のパッケージにより、食べて甘さを感じた人に覚えてもらい差別化した販売に繋げていきたい。国産が出回らない11月から出荷が始まるので、有利販売に繋げ、冬場においしいアスパラガスを届けていきたい」と意気込む。
同地域で出荷するアスパラガスは、国産が出回らない11月下旬から出荷が始まり、本州一早いアスパラガスの産地として市場からの期待が高い。