二戸地方農林水産振興協議会は12月5日、一戸町で新規就農者経営能力向上研修会を開いた。新規就農者ら7人が参加し、同町で冬場の収入につながる品目を栽培する2戸の生産者の圃場を見学し、栽培のポイントなどを学んだ。
参加者は、同町で夏秋期のレタスの前後に水菜と小松菜をハウスで栽培する山下達也さんの圃場と、葉タバコのハウスを活用し、冬期に促成のアスパラガスとタラの芽を栽培する坂本亮太さんの圃場を見学した。
山下さんは、ハウス5棟を使い育苗した苗を定植することで効率良く出荷するポイントなどを説明。坂本さんは圃場に定植したアスパラガスやタラの芽をハウス内に伏せ込むポイントなどを説明した。
今年就農し、ピーマンとホウレンソウを作付けする二戸市の畑山壱成さん(26)は「育苗して苗を定植するのは初めて知った。将来的に雇用も考えているので冬場の収入源として検討していきたい」と話す。