JA全中が主催する「東北3県GAP推進意見交換会」が11月28、29の両日、盛岡市と一戸町で開かれた。青森県、宮城県、岩手県でGAPを担当するJA職員ら約20人が参加し、各県でのGAPの取り組み状況や今後の課題など意見を交えた。
29日は、レタスでグローバルGAPの団体認証に取り組む一戸町の山下農場と高橋農場を訪れ、生産者の立場からの課題などの意見を聞いた。
レタス生産者の山下達也さんは「初めは半信半疑でスタートしたが、レベルの高い支援チームの協力で生産者に寄り添ったGAPの形ができた。第三者認証によるGAPによって我々が出荷するレタスへの信用が証明されていると感じている」と、生産者として感じていることを語った。
JA新いわての畠山栄一常務理事は「グローバルGAPに取り組み4年になるが、それぞれの取り組み状況や課題を共有でき貴重な場となった。来年度からの3カ年計画を策定するなか、JAとしてもGAPの取り組みを最重点実施事項とし、産地の維持拡大に取り組んでいく」とあいさつした。