JA新いわて八幡平花卉生産部会創立50周年記念大会が11月17日、盛岡市の盛岡グランドホテルで開かれた。生産者や来賓など約280人が出席し、これまでの生産者の努力と先人の偉業を称え、花を咲かせ続け100年産地を目指すことを誓い合った。
同部会は1972年に設立され、17人の生産者が2ヘクタールにリンドウを作付けしたのが始まり、1985年には当時の安代町を含む岩手県のリンドウ販売額が長野県を抜いて日本一になった。21年には148人の生産者が100ヘクタールを超える圃場に作付けし、17年続けて10億円以上の販売実績なっている。
大会実行委員の立花賢生委員長は「県や八幡平市などの関係機関、生産者の思いを消費者にしっかり届けてくれた市場や運送業者、どれが欠けても、産地として50周年を迎えることができなかった」と感謝を述べた。
また、50周年を迎える産地を支えた功績を称え、歴代生産部会長7人、出荷先市場18社に感謝状が手渡された。
齊藤正樹部会長は「先輩方の努力と改革で築いてきた『安代りんどう』のブランド。日本一のリンドウ産地と言われ続けられるよう部会員が一致団結して活動していく」と決意を述べた。
参加者は「責任産地としてのプライドを新たに胸に刻み、さらに強固な産地づくりに全力を尽くす。100年産地を目指す為にも、各関係機関のご支援、ご協力のもと部会員一丸となり、花き販売額15億円早期達成、そして一層消費者に信頼される生産、販売に務める」とする大会決議を採択し、気持ちを新たにした。