東北で唯一の闘牛大会、平庭闘牛大会もみじ場所が10月16日、岩手県久慈市の平庭闘牛場で開かれた。2歳から14歳の牛たちが迫力満点の勝負を繰り広げた。県内外からファンら約1500人が訪れ、最大で1トンを超える巨体が砂を巻き上げながら角をぶつけあう様子に大きな歓声を上げていた。
闘牛大会は毎年4回開催しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響があり全場所開催できたのは3年ぶり。
同市で山形村短角牛を生産する柿木敏由貴さんは「初めて足を運んで観戦した人も多くいた。闘牛のきっかけに地域で生産される山形村短角牛を知ってもらえればうれしい」と話す。
今年で40年目を迎えた同大会は、いわて平庭闘牛会(八重桜友夫会長)が主催し、関係者や畜産農家、闘牛オーナーやサポーターが協力し運営している。