岩手町立一方井小学校5年生12人は10月4日、6月に田植えをした田んぼアートの稲刈りを体験した。農事組合法人一方井地区営農組合の指導で鎌での手刈りや千歯こき、足踏み脱穀機による脱穀を体験した。
田んぼアートは絵柄に合わせて6種類の稲を植えたため、品種ごとに手で刈り取った。
稲刈りを体験した角舘優空さんは「鎌での刈り取りと、刈った稲をわらで結ぶのが難しかった。昔の機械での作業は楽しかった」と笑顔で話す。
昼食は、JA新いわて女性部岩手支部のメンバーが、新米のおにぎりや同校の児童が畑作体験で作った枝豆やじゃがいも、とうもろこし等の食材を使った手作り弁当と豚汁を振る舞った。
田んぼアートの絵柄は、いわて沼宮内駅に開通して20周年となる新幹線と町特産のキャベツのPRキャラクター「たまなぼうや」、今年の干支の寅がフィールドホッケーのスティックを持つ姿を描き、7月下旬から見頃を迎え町内外から訪れた多くの見物客を楽しませた。