岩手県は在米日本国大使館と連携し、県産食材の魅力を伝え輸出やインバウンドの促進を図るため、米国のシェフやジャーナリストを9月1、2の両日岩手県に招へいし、知事及び生産者による岩手県産食材の会を開いた。達増拓也岩手県知事や生産者が食材を紹介し、県産の牛肉、あわび、ウニ、日本酒を試食しました。
参加者は9月2日、いわて牛を生産する盛岡市の合同会社ファーム中村の牛舎を訪れ、現地視察をしました。
米ワシントンでレストランを運営するシェフのライアン・ラティーノさん(32)は「店でいわて牛を使っているが、味がしっかりしているバランスの良い肉。生産者の思いや哲学を聞けて、食材のストーリーを知ることができた」と感心を示しました。
ファーム中村の中村鉄男代表は「先日の試食でも好評だった。海外の人にも岩手の和牛を知ってもらい、多くの人に味わってほしい」と話します。
同イベントは、今年7月に米国ワシントンで開かれたレストラン業界を対象とする授与式・祭典である「ラミーズ2022」において、在米日本国大使館が日本ブースを出展。和牛の握り等を提供するに当たり、同大使館からの要請を受けて、同県から提供した「いわて牛」などが大変好評だったことを踏まえ、同大使館がコーディネートする東北への招へいに、岩手県が選定されたことにより実現しました。