八幡平市で県内唯一の在来種であるニンニク「八幡平バイオレット」の出荷が9月から始まります。JA新いわて八幡平営農経済センターでは、紫色の外皮と球重平均が120グラムと一般的なニンニクより20%ほど大きいという特徴を生かすため、2021年度から1パック包装での出荷を始めた。認知度も上がり、今年度は昨年の28000パックを上回る出荷を予定しています。
同市は、昔からニンニクの生産が盛んな地域で、「八幡平バイオレット」は県内唯一の在来種のニンニクで、17年に種苗登録している。JAや市、普及センター、振興局、市内の2生産法人などで構成する八幡平園芸産地協議会は、18年度からは機械化の導入などで生産拡大と販売力強化でニンニクの産地化を目指しています。
JA八幡平営農経済センターの担当者は「生育も順調に進んだ。通常のニンニクとの差別化のために大きさを生かした1パック包装での出荷を始め2年目。認知度を上げていき、多くの人に味わってほしい」と話します。
22年度の出荷は約36トン(前年比180%)を見込み、来年2月まで続きます。