JA新いわて東部地域春みどり専門部会と東部営農経済センターは6月30日、岩手町の田中輝彦部会長の圃場でキャベツ収穫機の実演会を開きました。生産者や関係者など約40人が参加し、機械によるキャベツの収穫性能などを確認しました。今後予想される労働力不足の対策の一つとして実用化が期待されています。
実演した収穫機は鉄コンテナ2個を積む大型タイプの1条刈りで、10アールを2~4時間で収穫が可能。キャベツを掻込んで引き抜き、ベルト搬送しながら根部をカットし、後部の補助者が調整してコンテナに納めていく作業を実演。生産者も実際に操作し、操作性も確認しました。
田中部会長は「柔らかい生食用キャベツでの収穫性能が確認でき、改良すべき点も見えた。部会員らと改良点をまとめ提案し、この地域に合った仕様ができれば労働力の軽減につながる」と可能性を実感しました。
同地域は柔らかい春系キャベツの産地で「いわて春みどり」のブランドで、7~10月まで200万ケース(1ケース10キロ)の出荷を計画しています。