JA新いわて宮古地域野菜生産部会ブロッコリー専門部と宮古営農経済センターは5月24日、田野畑野菜集出荷場で春ブロッコリーの目揃い会を開きました。沿岸6市町村から生産者約20人、出荷先の市場3社と関係者らが集まり、本格出荷を前に出荷規格などを確認しました。
今年度は5月22日から春ブロッコリーの出荷が始まった宮古エリアは、平成15年から沿岸の温暖な気候を生かした春取りブロッコリーの栽培に取り組み始め、現在では県内の約6割を占める産地に成長。夏秋期の野菜品目の前に収穫できる品目として定着し、JAは沿岸地域でのブロッコリーの産地化の取り組みを進めています。今年度は、沿岸部8市町村で31人が作付けし、7月中旬までの出荷で1億円の販売を目指しています。
宮古営農経済センターの石井健吾さんは「宮古エリアの春ブロッコリーは、沿岸地域の利点を生かし発泡スチロールに氷を詰めての出荷が可能で、品質の高い状態で店頭に並べることができる。独自の出荷規格で有利販売に繋げているので、エリアを超えた産地に成長させたい」と話す。