農事組合法人金田一営農組合と新岩手農協北部稲作生産部会二戸支部「銀河のしずく栽培研究会」は3月23日、二戸市と県北広域振興局を表見訪問し、令和4年12月に同組合のグローバルGAP個別認証の取得と同研究会の県版GAP確認登録されたことを報告し、特色ある米産地作りの実践の成果を地元関係機関と共有しました。
同組合は令和2年から、主食用米の「きらほ」と酒米の「ぎんおとめ」でグローバルGAPの認証取得に向けて取り組み、令和3年10月に本審査を得て12月に認証書が発行されました。岩手県内で水稲品目でのグローバルGAPの認証取得は初となる。五日市真一理事(36)は「関係機関の協力があり認証取得することができました。認証GAPは、当たり前にやっている事が外から見て間違いない工程で生産していることが証明される。このことを外に知らせていきたい」と話します。
また、同研究会は、令和2年に発足し全生産者8人が県版GAPに取り組み、団体で確認登録しました。翌年の令和3年は会員が13人となり、12月に全生産者による2回目の確認登録となりました。同研究会の橘寿樹会長(42)は「二戸市でも銀河のしずくを生産していることを地元の方々にもっと知ってほしい」と話します。また、昨年行われた「銀河のしずく頂上コンテスト」では同研究会の会員が最高の2位をはじめ10位以内に3名が入賞している。
報告を受けた二戸市の藤原淳市長は「二戸市で米を生産する2組織の認証取得、確認登録と明るい話題。GAPの取り組みは安全・安心のためにもこれから必要と感じている。若い生産者の前向きな取り組みに期待する」と激励した。