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八幡平エリア 2022年03月11日 (金)

ドライフラワー使ったキャンドル灯し追悼 今シーズンの営業を終了

 東日本大震災から11年目となる3月11日、岩手県八幡平市で、子育て中の女性が中心となって活動する「花っ娘(こ)」が運営する「ドライフラワーショップ花っ娘」は復興への願いを込めて、リンドウなどのドライフラワーを使ったボタニカルキャンドルに火を灯して営業し、今シーズンの営業を終了しました。

 同グループ代表の宮野亜由美さん(39)は「就農してリンドウの栽培を始めたのが東日本大震災のあった年だったので特別な思いがある。自分たちに何かできることがないか考え、同ショップの最終営業日を3月11日とし、震災の記憶を風化させないために手づくりのキャンドルを灯すことにしました」と胸の内を話します。

 同グループは、子育て中の母親が楽しく働ける職場をつくろうと2017年に発足。夏にリンドウを栽培し、冬場は自ら栽培するリンドウなどのドライフラワーを使ったハーバリウムやボタニカルキャンドルなどを手作りし、10月下旬から同ショップで販売してきました。

 メンバーらは、翌週からリンドウ栽培の作業を始めます。同ショップは農閑期となる10月下旬から再開する予定です。

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